お金・税

自動車税上乗せ特例廃止法案

自動車税・軽自動車税の税率上乗せ特例を廃止し、車の保有にかかる地方税負担を見直す法案です。

第221回国会衆法第16号提出者: 衆議院議員提出: 2026/6/15
審議待ち

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次: 衆議院 委員会

先委先本後委後本成立

一言で言うと

長く乗っている車に毎年かかる自動車税や軽自動車税の上乗せをなくし、古い車を持つ人の税負担を軽くする法案です。

この法案のポイント

制度変更を表すイラスト

何が変わる?

自動車税・軽自動車税の税率上乗せ特例を廃止するため、政府に必要な法制措置を求める法案です。

ガソリン車・LPG車は新車登録から13年超、ディーゼル車は11年超で自動車税が概ね15%上乗せされます。三輪以上の軽自動車も13年経過で概ね20%上乗せされ、この重課を速やかに廃止するよう求めます。

背景やタイミングを表すイラスト

なぜ今?

年数が経った車への重課について、制度導入時から社会経済情勢が変わったことを踏まえた見直しです。

この重課は、環境性能の高い車を軽くし、古い車を重くするグリーン化特例の一部です。法案は、長く車を使う人の負担を下げる一方、自動車税は都道府県税、軽自動車税は市町村税なので、地方の減収補填も政府に求めます。

関係する人や地域を表すイラスト

誰に関係する?

年数が経った車を持つ個人・事業者、都道府県、市町村に関係します。

対象になり得るのは、13年超のガソリン車・LPG車、11年超のディーゼル車、13年超の三輪以上の軽自動車です。法案自体は公布日施行ですが、実際にいつ税負担が下がるかは、その後の政府の法改正で決まります。

詳しく読む

年数が経った車の毎年の税金上乗せをなくす法案

🚗 自動車税 / 🧾 経年車の上乗せ / 🏘️ 地方財源

この法案は、一定年数を過ぎた車にかかる自動車税・軽自動車税の上乗せをなくすよう、政府に法改正を求めるものです。長く車を使う人の負担を下げる一方、都道府県や市町村の税収をどう補うかも条文に入っています。

法案要綱(衆議院法制局)

💡 一言で言うと

長く乗った車にかかる毎年の税金上乗せをなくす法案です。

現在は、ガソリン車やLPG車は新車登録から13年超、ディーゼル車は11年超になると、自動車税が概ね15%上乗せされます。軽自動車も、最初の車両番号指定から13年を過ぎると、軽自動車税が概ね20%上乗せされます。

この法案は、その「年数が経った車への上乗せ」を速やかに廃止するため、政府に必要な法制上の措置を求めます。

🔑 何が変わるのか

対象は、車を持っている間に毎年かかる自動車税・軽自動車税です。

現行制度では、一定年数を経過した車に「重課(じゅうか)」、つまり税率の上乗せがあります。この法案は、この上乗せ部分を廃止の対象にします。

ただし、法案そのものが地方税法の税額表を直接書き換える形ではありません。条文は、政府に対して「速やかに廃止するための法制上の措置」を求める内容です。実際に何年度分から下がるかは、その後の政府の法改正で決まる設計です。

🏛️ 背景:なぜ今この改正なのか

この上乗せは、環境負荷の小さい車の税率を軽くし、一定年数を経た車の税率を重くする「グリーン化特例」の一部です。

自動車税の重課は、平成13年度税制改正で導入されました。その後、乗用車の上乗せ割合は平成26年度税制改正で概ね10%から概ね15%へ引き上げられ、軽自動車税にも平成27年度税制改正で同様の重課が入りました。

法案の提出理由は、制度が設けられた当時から社会経済情勢が変化したことを踏まえ、車を保有する国民の税負担を軽くするため、と説明されています。

📊 現行制度と改正後の違い

自動車税

現行では、次の車に上乗せがあります。

  • ガソリン車・LPG車:新車新規登録から13年超
  • ディーゼル車:新車新規登録から11年超
  • 上乗せ率:乗用車などは概ね15%
  • バス・トラックは概ね10%の場合があります

電気自動車、燃料電池自動車、天然ガス自動車、メタノール自動車、プラグインハイブリッド車、ガソリンハイブリッド車、一般乗合バス、被けん引車などは、現行制度でも重課の対象外です。

改正後は、この上乗せを廃止するための法制上の措置を政府が講じることになります。

軽自動車税

現行では、三輪以上の軽自動車について、最初に車両番号の指定を受けてから13年を経過すると、税率が概ね20%上乗せされます。

電気軽自動車、燃料電池軽自動車、天然ガス軽自動車、メタノール軽自動車、ガソリンハイブリッド軽自動車、被けん引車は対象外です。

改正後は、この軽自動車税の上乗せも廃止の対象になります。

👥 影響を受ける人・対象者

主な対象は、年数が経った車を保有している人です。特に、13年を超えたガソリン車・LPG車、11年を超えたディーゼル車、13年を超えた三輪以上の軽自動車を持つ人に関係します。

一方で、自動車税は都道府県税、軽自動車税は市町村税です。上乗せをなくすと地方自治体の税収が減るため、法案は政府に対し、都道府県や市町村の減収を埋める財源を確保するよう求めています。

公表資料からは、減収額の具体的な見込みや、どの財源で補うかまでは確認できません。

📅 施行日と今後の手続

法案の施行日は、公布の日です。

ただし、実際に上乗せをなくす時期は、条文上「速やかに廃止」とされており、具体的な年月日は書かれていません。政府が必要な法制上の措置を講じる段階で、適用開始時期や税額の扱いが決まります。

提出日は令和8年6月16日です。衆議院議員提出法案として、田中健議員ほか2名が提出しました。

🗣️ 条文から見る確認点

この法案で大きな確認点になるのは、次の3点です。

  • 上乗せ廃止をいつから実施するか
  • 地方自治体の減収をどの財源で補うか
  • 環境負荷に応じて税率を変える現在の考え方を、今後の自動車税制の中でどう扱うか

政府資料では、自動車税・軽自動車税のあり方について、重量や環境性能に応じた仕組みを令和9年度税制改正で検討する方針も示されています。この法案は、その議論とは別に、年数が経った車への上乗せ廃止を政府に求める内容です。

📤 提出者・所属

提出会派は、衆議院の議案情報では国民民主党・無所属クラブです。所属政党は、確認できる範囲ではいずれも国民民主党です。

提出者

  • 田中健(衆議院議員・国民民主党)
  • 近藤雅彦(衆議院議員・国民民主党)
  • 日野紗里亜(衆議院議員・国民民主党)

賛成者

  • 浅野哲
  • 飯泉嘉門
  • 井戸まさえ
  • 臼木秀剛
  • 岡野純子
  • 小竹凱
  • 河井昭成
  • 許斐亮太郎
  • 佐々木真琴
  • 鈴木義弘
  • 高沢一基
  • 玉木雄一郎
  • 丹野みどり
  • 長友慎治
  • 鍋島勢理
  • 西岡秀子
  • 西岡義高
  • 野村美穂
  • 橋本幹彦
  • 深作ヘスス
  • 福田徹
  • 古川元久
  • 向山好一
  • 村岡敏英
  • 森ようすけ

🔗 参考リンク


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